売上の公式とは?
我々が日々目指している売上とは、実は、下記のシンプルな公式から成り立っている。
売上の公式
売上=客数×客単価×購入頻度
この売上の公式とは、アメリカの著名なコンサルタントである「ジェイ・エイブラハム」が提唱した概念である。
マーケティングを実践している経営者の間では、有名な公式である。
なぜ、この「売上の公式」が有名なのか?
なぜなら、売上という複雑怪奇なものをたった三つの要素でズバリ言い表したからである。
例えば、あなたは、「売上を上げたい」と思った時に何をするだろうか?
「売上の公式」を利用すれば、カンタンである。
下記のいずれかの戦略を行えばいいのである。
- 客数を増やす
- 客単価を上げる
- 購入頻度を増やす
上記の戦略の一つを行ってもいいし、もちろん、二つでも、三つ全てを行ってもよい。
また、行う具体的な戦略は、あなたの頭の中で捻り出した方法でも良いし、ライバル企業が行っている戦略を研究して、取り入れてみてもいいだろう。
売上をアップする戦略に何も悩む必要などないのである。
売上の公式で押さえておきたいポイント
売上の公式で、ぜひ押さえておきたいことがある。
それは、この公式は「掛け算」で成り立っていることである。
「足し算」ではなく、「掛け算」で成り立っていることが注目するポイントである。
なぜ、「掛け算」が大事なポイントなのか。
以下に説明していく。
例えば、売上を二倍に上げたい場合はどうすればいいだろうか?。
下記の3つのパターンが考えられる。
売上を上げる方法
- 客数を二倍に上げる:客数2×客単価1×購入頻度1=売上2
- 客単価を二倍に上げる:客数1×客単価2×購入頻度1=売上2
- 購入頻度を二倍に上げる:客数1×客単価1×購入頻度2=売上2
しかし、現実問題、売上を客数を今の二倍にすることは可能だろうか?。
客単価を二倍にすることは可能だろうか?
購入頻度を二倍にすることはどうだろうか?
正直なところ相当シンドイはずだ。
それなら、同じ売上を二倍上げるなら、下記のように考えてみてはいかがであろうか?。
売上を上げる方法・改良版
客数1.3×客単価1.3×購入頻度1.3=売上2.197
客数を二倍にするのはシンドイけど、1.3倍ならどうだろうか?
客単価を二倍にするのはシンドイけど、1.3倍ならどうだろうか?
購入頻度を二倍にするのはシンドイけど、1.3倍ならどうだろうか?
今より二倍にするのはシンドイけれど、三割増やすだけなら、なんとかなりそうではないだろうか。
少しはやる気もでてくるのではないだろうか。
このように、売上の公式は、掛け算で成り立っているのがミソである。
また、掛け算でなっていることを活かし、売上をアップさせる場合は、一つの数字をアップさせる方法だけでなく、三つの数字を少しづつアップさせる方法もあるというこを理解することがこの売上の公式の要点となる。
▼【無料】さらにマーケティングを学びたい方へ!