製品価値(商品価値)とは何か?~基本価値、便宜価値、感覚価値、観念価値~構造条件要素・意味定義・事例

マーケティング マーケティングの知識

製品価値とは何か?意味は?

製品戦略を理解する上で基礎知識として押さえておきたいキーワードの一つに、「製品の価値」(商品価値)があります。

和田充夫著「ブランド価値競争」よると、製品の価値は、下から基本価値、便宜価値、感覚価値、観念価値となっており、消費者にとっての重要性は上に行くほど増します。

また、上記4つの価値のうち、感覚価値、観念価値が、いわゆるブランドと呼ばれるものとなります。

それでは、製品価値の構造要素となる基本価値、便宜価値、感覚価値、観念価値の4つの価値の意味や定義を事例を交えながら以下に詳しく解説していきます。

1.基本価値

基本価値とは、「製品がカテゴリーそのものとして存在するためになくてはならない価値」のことを言います。

例えば、自動車ならば移動できること、スマホ(電話)ならば相手と話すことができること、テレビなら映像が映ることです。

2.便宜価値

便宜価値は、読み方は、「べんぎかち」となります。

便宜価値とは、「消費者が当該製品を便利に楽しくたやすく購買し消費しうる価値」のことを言います。

例えば、自動車ならば運転のしやすさ、スマホ(電話)ならば操作のしやすさ、テレビならばリモコンの扱いやすさです。

3.感覚価値

感覚価値とは、「製品サービスの購買や消費にあたって、消費者に楽しさを与える価値や消費者の五感に訴求する価値」のことを言います。

例えば、自動車ならば高級感、スマホ(電話)ならばデザインの良さ、テレビなら機能の豊富さです。

4.観念価値

観念価値とは、「意味論や解釈論の世界での製品価値」のことを言います。

例えば、自動車ならばエコドライブ、スマホ(電話)ならばコミュニケーション向上、テレビならばやすらぎのある生活です。

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