リストマーケティングとは?
リストマーケティングとは、お客の連絡先を獲得して、販売側からセールスを行うことである。
店舗でお客をひたすら待つ「プル型」ではなく、連絡先を得た顧客リストへ販売側から仕掛けていく「プッシュ型」のマーケティングスタイルのことを言う。
リストマーケティングの必要性
なぜ、リストマーケティングが必要なのか。
理由は以下があげられる。
一つは、単純で、待っていてもお客は来ないからである。
これだけ商環境が激戦を極める中、何もせずにお客があなたのお店を訪ねて来るほど商売は甘くはない。
理由の二つ目は、顧客リストを持つことは、経営の安定性をもたらしてくれるからである。
顧客リストがあれば、いつでもこちらから売りたい時に、自社の商品に興味がある顧客へセールスできるからである。
他社の媒体を使って不特定多数に告知を行う広告とは異なり、自社の商品に興味がある顧客へセールスをしたい時にいつでも直接アプローチできる点で、非常に効果が高い方法である。
有名な話で、江戸の商人は、大火のさいに、商品ではなく、蚊帳(顧客リスト)だけは絶対に離さずに持って逃げたという逸話が残っている。
顧客リストがあれば、商品を失ったとしても、また、すぐに、商売を再開できるのである。
商品だけあっても、売る相手がいなければ、またゼロからやり直しである。
商品よりもお客(顧客リスト)が大事なのである。
リストマーケティングの方法
リストマーケティングには様々な手法があるが、端的に言えば、現代は、無料特典や無料サービスなどを用意して交換条件にお客のメールアドレスを獲得して、メールマガジンを発行し、お客と信頼関係を築いてから、販売につなげていく手法が一般的となっている。
上記の手法をまとめると、下記になる
■リストマーケティングの手法
- メールアドレスを獲得
- メールマガジンを発行
- 信頼関係を構築
- セールスを行う
- 1へ戻り顧客リストを増やしていく
リストマーケティングで最も大切なこと
ここで大事な点は、上記の「3.信頼関係を構築」を略して、2のメールマガジンを発行して、即、4のいきなり販売につなげてはならないことである。
また、別の項目で詳しく述べるが、現代のマーケティングにおいては、顧客に信頼をされないと商品は売れない。
いきなり商品を売っては顧客の信頼を得ることはできず、逆に不信感を生むばかりで、やがて顧客は離れていくのである。
だから、日々のメールマガジンの発行で、顧客のタメになる有益な情報やノウハウを無償で提供し、顧客との信頼関係を構築していく必要がある。
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