広告を作るうえで最も留意する点とは?
広告を作るうえで最も念頭に置いておきたいことがある。
それは、難しいことではない。
一番シンプルで簡単なことである。
それは、「常識と逆のことを述べる」ことである。
広告を作るうえでなぜ、それが大切なことなのだろうか。
なぜかというと、それは、人間の一日に見る広告の数に答えがある。
とある調査によると、人間は一日に約3,000以上もの広告をみているそうだ。
テレビ、新聞、雑誌にインターネット。
それから、通勤などで目にする屋外広告もある。
それを考えると3,000は当然の数字かもしれない。
その位の数だと、我々は、広告を見ているというよりも、見せられている、または、浴びていると言ってもいいかもしれない。
そういった広告洪水の中で、人々の記憶に残り、振り向いてもらう広告を作るためには、常識的なことを述べてみてもまったく効果はない。
人々に気づかせるには、常識の逆を行く、逆を張る、非常識なメッセージを伝える必要がある。
人々を、「エー!」と驚かせ、「ウソー!」とびっくりさせるくらいのメッセージが必要である。
その位のメッセージでないと、この広告に溢れた現代社会で、人々に気づいてもらうことはできない。
「ぐっすり眠れなければ、宿泊費をお返しします!」
上記の「逆を張る」の観光、旅行業界の例を見てみると、ビジネスホテル業界で躍進を続けるスーパーホテルの「ぐっすり眠れなければ、宿泊費をお返しします」のキャッチコピーが有名である。
普通は、ぐっすり眠れなくても宿泊代金の返却はない。これが常識だ。
しかし、スーパーホテルでは、ぐっすりと眠れなければ、代金を返却する。
思わず、「えー!ウソ!」となる。思わず、のけぞってしまいそうだ。
枕にこだわり、ベットにもこだわり、眠りにおいてはビジネスホテル業界一の品質を誇っているスーパーホテルならではのメッセージである。
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